泥田坊(どろたぼう)

概要

泥田坊(どろたぼう)は「今昔百鬼拾遺」に登場する妖怪である。稲作に従事していた農民の怨念が妖怪になったものとして伝わっている。

形態

全身が黒い泥のような色をした一つ目の妖怪である。手の指は3本で、頭髪などの毛は生えていない。

特徴

  • 田んぼに出現し、泥の中から「田を返せ、田を返せ」と恨めしげに叫ぶ不気味な妖怪である。
  • 今昔百鬼拾遺によると、ある働き者の老人が稲作に励んでいたが、その子供は怠け者で老人の死後に田んぼを売り払ってしまい、それ以来泥田坊が出現するようになったという。